なな
今回は私が実際に体験した出産レポートを書いていきます。
私は身長147cm、洋服はXSサイズの痩せ型です。
お世辞にも安産型とはいえない腰周り。
低身長で痩せ型だと出産が大変なイメージありませんか?
私自身、出産は大変だろうと思っていたし、実際妊婦健診でも「普通分娩は難しいかもしれないから覚悟しておいて。」と言われ、すごく不安な日々を過ごしたことを覚えています。
そんな私でも普通分娩で出産ができました。
しかも初産なのに病院に着いて約1時間後に出産という超スピード出産。
私も信じられませんが事実です。※話、盛ってません。
- 小柄体型の出産って実際どうなの?
- 痩せ型だけど普通に出産できるか不安
- 初産なのにスピード出産した体験談が知りたい
そんなプレママさんが少しでも出産の不安が解消できるよう、私の体験談を1つの事例として小柄ママの出産事情をお伝えします。
Contents
出産当日★小柄ママのスピード出産レポート開始
2日前(39w3d)の妊婦健診で子宮口3cm開いていることが発覚しました。
この時点ではまだ陣痛はなし。
陣痛来て病院着いたとき、いきなり子宮口7cmっていうこともあるから明日誘発剤で産もう!
という展開だったのですが、その日はすでに空きがなく、自然に陣痛が来るのを待つことになりました。
2:30 陣痛6分間隔
いつも通り夜中にトイレで目が覚めました。
ふといつもより強めのお腹の痛みと、ツーンとおしりを突き刺すような痛みを伴い、直感で今日出産する!と感じたのです。
痛みを計測したら、6分間隔。
やっぱりこれは陣痛だ!
この時点では、まだ痛いかも!?程度の弱い感覚。
予習も兼ねて先輩の出産レポートを読みあさり、最終確認に励みました。
4:00 軽食
長期戦になる!と思い、冷蔵庫にあった七草粥とヨーグルトを食べ出産に備える準備をしました。
陣痛が来てるにもかかわらず、すごい冷静な自分がいることにびっくり。
夫はまだ起こさず、ひとり弱い痛みに耐える時間が続きました。
といってもまだまだ我慢できる痛みです。
5:30 鮮血のおりもの&陣痛5分間隔
茶色のおしるしは2日前にあったのですが、このとき鮮血のおりものが出ました。
これはそろそろだ!と確信し、ようやく夫を起こすことに。
この時点で陣痛間隔5分。
ここで初めて産院に電話し状況を伝えました。
「来て下さい。」と言われると思ったけど、「1時間様子を見て下さい。」とのこと。
前回の検診で、「陣痛来たらお産の進み早いと思うからすぐ連絡してね!」と言われたことを伝えたものの自宅待機の指示でした。
なな
7:00 産院に向かう
産院からその後どうですかと電話ありました。
相変わらず鈍痛&陣痛間隔5分で変わらないことを伝えると、院長に聞いてからまた連絡するとのこと。
すぐに電話がかかってきて「入院の準備して来てください。」と言われ、夫タクシー会社に電話。
私の地域には陣痛タクシーはなかったため、予めタクシー会社の電話番号をいくつかリストアップ。
連絡したら、すぐに来てくれました。
私は陣痛&入院バッグをまとめ、いざ病院へ!
痛みがピーク時には「う〜」と声が出るけど、まだまだ私の中では鈍痛。
痛みが来てる最中、夫が妙にテンション高くて話しかけてくるのですが対応できませんでした。
私は痛みには黙って耐えるタイプだったよう。
だからか痛みに耐えていることに夫は気づかなくて、そんな状況にもちょっとイラッとしました。
7:30 先生による内診
病院到着。
すぐに診察室に案内され先生に内診してもらうと、なんと子宮口ほぼ全開!
少しでも遅かったら自宅出産になっていたので、本当に危ない状態でした。
ここから着替えてすぐに分娩室へ移動。
このまま分娩スタートすることになりました。
助産師さん分娩準備等でバタバタ!
なな
8:00 分娩スタート
陣痛の痛みが弱いため、点滴にて陣痛促進剤を導入。
陣痛がきても、ちゃんといきめるかすごく不安でした。
そのことを伝えると、「大丈夫!わたしがしっかり誘導するから!」の助産師さんのことばで一気に気持ちが楽に!
そして「そのうちいきみたくなるよ。」と院長に言われ覚悟を決める私。
8:05 夫、分娩室に入室
夫がタオルとストロー付ペットボトルを持って分娩室に入室。
私の場合、陣痛促進剤を使っても痛みは強くならず、いきみたい!という感覚にならなかったので、
陣痛の痛みを感じたら伝える→助産師さんの誘導でいきむ
という流れになりました。
- 分娩台のレバーを自分によせる感じで引っ張る
- 声は出してはいけない
- 足の裏を使って思いっきり踏ん張る
- 背中は反らない
- 目はつぶらない
- おしりは下につけたまま
8:07 人口破水
子宮口全開なのに自然破水しなかったため、人工破水!
生ぬるい液体が流れたのを感じました。
「あ、痛みきたかもしれない。」
この時点でも陣痛がきたか自信がないくらい、痛みが弱いままでした。
「じゃあ大きく2回深呼吸してからいきもう!」という助産師さんの合図で、大きく2回深呼吸しいきむ!!!!
すると助産師さんの手が奥までつっこまれ、会陰?子宮口?を思いっきり広げつつ子宮の中から赤ちゃんをかき出すような行為をし始めました。
痛いというか痛みを越えたものなのか、私にはこれが叫ばないわけにはいかないくらい壮絶で
何これ聞いてないー!ムリーーー!!!
と心の中で絶叫。
でも声だしちゃいけないしもう必死!
つらくなると目もつぶっちゃうし、背中も反っちゃうし、ひとつのことに集中すると他が意識できない。
しかもいきみ方がよくわからなくて、うまくいきめない私。
いきみ感がないままイメージでいきむのはちょっと大変でした。
いきみは1回の陣痛でだいたい2回。
1回のいきみを大事にしようとするもののうまくいきめない状態が続く。
その度に飛び交う周りの声。
目を開けて!!
レバーをしっかり持って!!
おしりつける!!!
声出さない!!!
今のいきみ方いいよー!
助産師さんが手でかき出そうとする行為がなければ、私自身はかなり冷静で、陣痛が来ない間はめちゃくちゃ笑顔で先生と会話していました。
イライラしたり暴言を吐くこともなく、かなりリラックスした状態。
夫は私の肩にずっと手を置いてくれていて、時折肩を揉んでくれていたことも安心要素のひとつでした。
短足の私がいきみやすいよう、院長が分娩台の足置き場の位置を手前に調整。
そして、陣痛促進剤追加。
最終的に、点滴の陣痛促進剤MAX投与。
「分娩を促進するためにかなり強い痛みになるからね!」と院長に言われ、ここまで来たら痛くても何でもいい!このままこの状態が続くよりむしろいきみ感ほしい!と思いました。
この時、夫の位置からは赤ちゃんの頭がすでに見えてたみたい。
陣痛促進剤を増量したものの、なかなか痛みが強くならずその後もうまくいきめない状態が続く。
もう何回いきんだろうか。
そんなことを考えていたら、目の前に信じられない光景が…!
ぱっと前を見ると、院長が私のお腹の上に馬乗りになっていたのです。
「頭は出てるんだけどなかなか肩が出てこない。分娩を進めるために、次の陣痛でお腹おもいっきり押すからね!」
えー!こんなの聞いてないー!!!
次の陣痛が来たことを伝えると、院長の「いくよーせーの!」の掛け声でみんなの共同作業がスタート。
院長→お腹を押す!
助産師さん→赤ちゃんをかき出す!
別の先生→会陰切開!
私→いきむ!
その瞬間苦しくて?痛くて?
ムリムリーっ!
て思っちゃって、うまく踏ん張れず分娩台の足置き場から足を踏み外す!
周りから
負けない!!
声出さない!
踏ん張る!!
ママが一番頑張るんだよ!
と声援があり、なんとか体勢を戻す私。
あーこのいきみで最後にしたいんだ!と感じ最後の力を出しいきむ!!!
会陰切開の痛みはあまり感じず、ハサミのチョキチョキという音と、会陰を切るサクサクという音が生々しく聞こえました。
8:22 元気な女の子が産まれました
たくさんの手助けのおかげで、無事に元気な女の子を出産!
陣痛に気づいてから約6時間後、病院に着いてからは約1時間後に出産という、世間一般的にはめちゃくちゃ安産だったのですが、それでも私にとって出産は壮絶な体験でした。
【まとめ】低身長で痩せ型でも普通分娩はできる
「普通分娩は難しい」と言われた小柄体型の私でも、普通分娩で出産することができました。
私の場合、早い段階で赤ちゃんが下がってくれていたから普通分娩ができたのだと思います。
とはいえ、切迫早産や自宅出産の危険性もあったので、出産はやっぱり命がけ。
ママと赤ちゃんが何事もなく無事でいられることが1番大事です。
知らないこと=不安につながります。
今不安な気持ちを抱えているプレママさんが、出産事例の1つとして私の体験を読み、少しでもリラックスした気持ちで残りのマタニティライフを過ごしてくれたら嬉しいです。
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